2008/07/15

アリンコチェアは3本脚

先日、バルセロナチェアを店頭に並べていると、それがきっかけとなって、
ご無沙汰していたご近所の方とお話しする機会がありました。

バルセロナチェアに関していろいろご意見や助言をいただき、感謝です。

で、最後に、、、

「アリンコチェアは作らないんですか?」


あ、そういえば作ってないな・・・
(実はアリンコチェアはRLでも持ってないんです。)

じゃ、この機会に^^

そうそう、これ聞いておかなくちゃ!

“やっぱ脚は3本ですかね?”

「ええ、アリンコチェアは3本脚でしょ」

おお! さすがです。


ということで、早速作ってみました。



このチェアは、アルネ・ヤコブセンのデザインで1952年にデビューしました。
(ちなみにセブンチェアは1955年デビューです。)

この形からアント(蟻)チェア・・・日本ではアリンコチェアとも呼ばれてますね。

単純に板を曲げて作られているようですが、
微妙な曲線が絶妙なすわり心地を提供してくれます。

しかし・・・3本脚というのがちょっと気になります。

「3本脚+人の2本脚で安定感のある機能を満たす」というコンセプトらしいのですが。。。

安定感という意味ではちょっと不安かもですね。

そこ関する批判に対してヤコブセンは、
「車輪が2つの自転車に乗れるなら、3本脚の椅子にも座れる。」と答えていたそうな^^



彼の死後に4本脚のバージョンも作られており、、
日本では4本足脚の方が多く流通しているような気がします。

デザインだけで選べば3本脚かな?とは思いながらも、
使い方によっては4本脚を購入すると思います。 (あ、RLの話です)
(・・・しかし、最近、どんどん値上がりしてるんですよね><)

SLでは安定感を気にする必要も無いので、迷わず3本脚で。

お話をいただいたご近所さんにお届けするとともに、自宅にも置きました。


一般に販売することも視野に入れ、12色のバリエーションを作ってみました。





しかし、これが50年以上前のデザインというのが驚きです。

RLで購入するとそこそこの値段なのですが、
我が家のセブンチェアはダイニングチェアとして10年以上使っています。

デザインは飽きませんし、耐久性にも優れています。
まだまだこの先も使っていくと思えば、いい買い物だったと思います。


ちなみにSLの自宅でも、ダイニングにはセブンチェアを使用していますよ^^

2 件のコメント:

漱石 さんのコメント...

こんばんわぁ〜〜
おおーー ヤコブセンですね。。
レプリカっぽいのは見たことありますが・・本物は見たことないですね。
曲線とシャープなカットラインが綺麗ですね。
確かに現代でも十分通じるデザインですね。

Yasuki Beck さんのコメント...

>漱石様
コメントありhがとうございます。
どこまでがレプリカっていうのは難しいですが、
オリジナルにお目にかかる機会ってなかなか無いでしょうね。
もし、オリジナルを手に入れたとしても、
恐れ多くて座れないかも^^